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2017年 1月 6日 (金)
お店に飾ってある表彰状です。
昭和43年 第十七回全国菓子大博覧会褒賞 と書かれてあります。 *菓子司はせ川のHP、どうぞTOPからご覧下さい。 (左上の「はせ川菓子舗TOPへ」をクリックしてください。) *メールのあて先 TOPページの 「お問い合わせ」 よりお入りください。 2017年 1月 1日 (日)
はせ川 は 今年で 創業90年です。
釧路新聞でお義父さん(長谷川茂)のことを記事にしていただきました。 昭和4年、8人兄弟の2番目に生まれたお義父さんは、 すぐ下の弟さんは体が悪く、次は妹さんだったため、一家の働き頭でした。 戦争中は農家の慣れない仕事をし、木材のバイトに行きました。 お義父さんの母親が学問に熱心だったため 旭川の旧制中学に進学させてもらいましたが、 長男が家を出てしまい、 夢をあきらめて帰ってきてお菓子屋を継ぎました。 当時は羊羹など和菓子の他にかりんとうなども作っていたそうです。 やがてかりんとうなどの駄菓子は流通するようになり、 一時お菓子が売れないときはパンも作っていたそうです。 やがて和菓子の他にケーキを作り始め、バターケーキが主流だったのですが 生クリームに代わり、その都度その都度研究し、作り方を習い、覚え 時代の波に合わせて、努力し、乗り切ってきたのですね。 小さなお菓子屋さんではいろんなところに相手にされなかった苦い経験から お義父さんはお金をためて土地を買ったりして信用を得るようにしたそうです。 お義父さんの作るおいしいお菓子は評判になり、 今は、お兄さん(社長のお姉さんの旦那様です)がその味を受け継ぎ、 また、杜の樹や新しいお菓子をどんどん作り、発展させています。 お義父さんは今は引退しています。 余談ですが お義父さんは80歳を過ぎるまで、 あんドーナツを作ってくれました。 あんドーナツは簡単に作れるとお考えの方がいらっしゃるのは理解できます。 でも、はせ川のあんドーナツは熟練した職人がつきっきりで揚げているもので、 つねに新しい良い油を使用した贅沢なあんドーナツなのです。 それを一個100円の価格で販売していました。 そして、それを販売することは不可能になり、 また、新たなお菓子がお兄さんの手によって沢山お店に並んでいます。 お義父さんが、パンを作ったり、ケーキを習ったり、時には牛の乳しぼりをしたり、 時代に合わせて、いろんな挑戦をしてきたように お義父さんを見習って、一つのことにこだわらず、試行錯誤をしながら いろんなことに挑戦して時代を乗り切って行きたいと思っています。 私の尊敬するお義父さんです。 *菓子司はせ川のHP、どうぞTOPからご覧下さい。 (左上の「はせ川菓子舗TOPへ」をクリックしてください。) *メールのあて先 TOPページの 「お問い合わせ」 よりお入りください。 |